ロンドン、テムズ川に掛かる歩道橋のコンペが発表されました
もう年の瀬。慌ただしい季節ですが、そんな時期に大きなコンペが発表されました。
ロンドンを流れるテムズ川に、歩道橋を掛ける、というコンペです。
同橋は現在、再開発計画のあるNine Elmsナインエルムズ地区(冒頭の写真の明るい色の部分)にあり、目玉であるバタシー発電所再開発(建て替え)部へ掛かる橋。
「本橋はロンドンで最も印象的なランドマークのひとつとなるだろう」
と主催者。 鼻息荒いですね ε-(`・ω・´)フンッ ヾ(^^;)
テムズ川に掛かる2つめの歩道橋になるとのこと。
んー?一つ目は。。なんだっけ?
そう。2000年にオープンした(そして即日閉鎖された)
ミレニアム橋です(^^;)
♪ロンドン橋揺れた♪
ところでテムズ川に掛かる歩道橋(の計画案)と言えば、今、ロンドンで話題となっているのはコチラ。Garden Bridge ガーデンブリッジ
デザインしたのはThomas Heatherwick トーマス・ヘザーウィック。
同氏が提案したこの橋、その名の通り、橋の上が緑の庭:ガーデンとなっています
なんとも美しい橋、と言えますが、税金のムダ使いなどと大議論となっているとのこと。
最近読んだ雑誌によると、この橋、このくらいの規模だと平米2,500-4,000ポンド(45-72万円)となるべき所を現況、平米25,000ポンド(450万)になっているとこのこと! メッチャ高っ(*O*)
よってこれは「橋」ではく、「渡ることのできる彫刻」と考えるべきだ、と皮肉たっぷりに書かれていました(^^;) 世界一高価な歩道橋だとも。
しかしそれにも関わらず当地のウエストミンスター局は本プランへのゴーサインを出した、と報じられています。
(しかしロンドン市長は首をタテに振ってないらしい)
トーマス・ヘザーウィックは今、ロンドンで最も熱いデザイナー。
橋梁の世界では尺取虫のように巻き上がるローリングブリッジをデザインしたことで知られます
ハナシは戻って今回のコンペ。
2段階コンペとなっており、「1回戦」の締め切りは年明けの1/15!
へ? エライ急でゎ!?
とは言え、実は夏頃から「今、コンペの要項を(年末完成に向けて)製作中らしい」というウワサを(日本のワタシでさえ)聞いてましたから、もう彼の地では「やっと発表されたか。よっしゃあの案の出番だ」と、準備万端なのかもしれません。
何はともあれビッグコンペであることは間違いありません。
日本の橋梁コンサルさんは触手を伸ばすのでしょうか。
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