20世紀を代表する、天才的構造エンジニア! |
ピーターライス氏はアイルランド生まれの、 20世紀を代表するカリスマ的な構造エンジニアです。 大学卒業後 アラップ社に入社、まずシドニーオペラハウスの設計に現場の一技師として参加します。 その後、彼が携わった作品を挙げれば20世紀の重要建築(および建築家)リストが出来上がります。 ( )内は建築家・ロイズ オブ ロンドン (リチャードロジャース) ・パリ:ポンピドーセンター (ロジャース+レンゾピアノ) ・ロンドン:スタンステッド空港 (ノーマンフォスター) ・ルーブル美術館エントランスおよび逆さピラミッド (I.M.ペイ) ・パリ:シャルルドゴール空港 (ポールアンドリュー) ・関西国際空港 (レンゾピアノ) ・ガラスのサッシュレス支持システム:DPGシステム ・イギリス:ウエスタンモーニングニュース社 社屋 (ニコラスグリムショー) 日本には上記の関西空港と熊本の道路橋:牛深ハイヤ橋があります。 また大都市であれば彼の遺産であるDPGをオフィスビル、 商業ビルのガラスファサードなどに見ることが出来ます。 またパリには彼の作品が非常に集中しており、機会がある方は訪問をお勧めします。 (茶色は右写真参照) ・シャルルドゴール空港 ターミナル2F RFR はこれらフランスでの仕事が増えたことを機に設立された事務所で、 協同創立者:マーチンフランシス、イアンリッチーのイニシャルをとって名づけられています。 (Ritchie, Francis, Rice)。 ライス逝去後も継続され、ガラス構造、テンション構造などで活躍しています。 Rice氏は特にテンション構造などが得意でした(あまりRC系はない)。 時にはhigh-tech過ぎるキライもありましたが、その創造性:creativityは抜きん出ています。 長期間パートナーを組んでいたレンゾピアノ氏によると「まるでピアニストが目を閉じても曲が弾けるように」 デザインしたと言います。 ピーターライスが去ってもう十余年。。。歴史に「もし」は禁物ですが、もし、彼がまだ生きていたならば、 我々はもっと、彼の素晴らしい、創造的な作品を楽しむことが出来たでしょう。 本当に残念です。 |
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関連リンク |
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ピーターライス設立の R F R |
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オブ・アラップ・アンドパートナーズ |
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'05/06/08 更新 |
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