カラトラバのサンダイヤル橋がダブルデッキに。。!? 

カリフォルニア、レディング市サクラメントに立つカラトラバ設計のサンダイヤルブリッジに増築の話が持ち上がっています。

現況の橋げたの上に、もう一つ橋げたを追加してダブルデッキにしようというものです。  ホント。。。?

anewscafe.comの 2011 4.01の記事より。

レディング市によると、同橋の利用者の安全のため、歩行者と自転車を分ける必要があるということです。
橋の上で散歩を楽しむ人、景色を楽しむ人、飼い犬を散歩させる人などと 自転車やジョギング愛好家の分離が求められています。

市には複数のサイクリストから、橋の上を歩く人がいるのでスピードを落とさなければならなず不便なので歩行者と自転車を別々にして欲しいとの要望が出ています。

また数人でジョギングをしていたグループが、老婦人が散歩させていた太ったコーギー犬を、橋巾が狭いためによけきれず、あやうくその足を踏みそうになった、との例も報告されています。


市はこれらより、何らかの対策を講じる必要があるという結論に至りました。

上図はレデイング市が提案した案。
これによると新設される2番目のデッキ(橋面)は既存部の上に設ける考え。ここの通行速度は最低時速5キロと定められ、これを下回ると処罰の対象となります。


床面は既存部はガラス面ですが、新設デッキはサイクリングやジョギングに適したアスファルト舗装とする予定。
雨が降ると濡れて滑りやすくなるという現況のガラス床の欠点を解消しています。


新設のアスファルト面デッキは既存ガラスデッキへの日よけにもなる利点があります。
同橋のオープン以来、そこを歩く犬たちは熱くなったガラス床のせいでかわいらしい肉球をやけどしそうになっており、これを知った動物愛護団体は、由々しき事態、訴訟も辞さないぞ、と言っています。

サンダイヤルブリッジ、現況はカラトラバ特有のシングルパイロン=1本支柱ですが、市の草案によると新しいデッキを支持するために対岸側に対称に同様の支柱が立てられる予定です。 


レディング市の案に当のカラトラバはあまりいい顔をしなかったそう。
「サンダイヤル橋のシングルパイロンはその名の通り、日時計になっており、2本目は(向きが逆なので)そうならない」とのこと。

しかし氏が乗り気にならないのはもっと別の理由が。。。

anewscafe.comの記者にオフレコで語ったその理由とは。。

「レディング市の夏は暑すぎだ」。。


「自慢ではないが、今、私は世界中で仕事をしている。これより私はどこで働くかを注意深く選んでいる。その結果、日陰で45度以上になる所では働かないことにしたのだ。」

いまやあまりの活躍ぶりにstarchitect:スターキテクト(star+architect)と呼ばれるカラトラバ。。そんな選考基準があるとは。。。

レデイング市は本計画の実現へ向け4月1日以降、検討を進めるとのこと。

どうなることでしょうか。。

それは。。。もう。。おわかりですよね。。(^^;)


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