「春の新作」

今日は「春の新作」を幾つか紹介します

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ズイブンおヒサの投稿で恐縮です。

さて、新作といっても春のファッションチェックではなく、

有名事務所の新作ブリッジのことです。

紛らわしくてスミマセン(確信犯)

以下写真は各オフィシャルサイトより。


まずはコチラ

シュライヒバーガーマンの歩道橋「ボーイスカウトブリッジ」

アメリカ、西バージニア州。

コチラのページ

吊橋(サスペンション橋)ですが、メインケーブル部も歩道となっているのが特徴です

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このような形式はありそうでなかった気がします。

構造技術、というより「メインケーブルも歩けたら楽しくね?」という、企画レベルの勝利、でしょうか。

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新作と思っていましたが完成は2013でした。全然前じゃん!

単に私が知ったのが最近、ってだけでした。失礼しました


次はコチラ。 同じくシュライヒ事務所。

ドイツ、シュツットガルト近郊、ディッツィンゲンの歩道橋

コチラのページ

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完成どころかCG。できてないじゃん!

すすすすみません

いまファブで必死に製作中↓

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シュライヒ事務所には珍しい現代的デジタル表現の橋ですが、製造業用レーザー機器(レーザーカッター?)の会社:Trumpf トランフ社の社内敷地に架かる橋とのこと。

それゆえのデザインのようです。

もちろん同社のレーザーカッターで切るとのこと。

自社製品の能力をアピールするのにうってつけです。

ダブルカーブのプレートによるシェル構造でプレート厚2cm足らず。

どことなく四肢を広げたももクロの4人

 モモンガを思わせます。

スミマセン個人の趣味でムダ用語入りました。

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穴の向き、密度はもちろん力の流れに応じています。

四肢の付近はプレートがダブルカーブになってない、フラットな感じに見えますが、これで座屈しないんでしょうか。

まあシュライヒ事務所なんですから。。そうなんでしょう。

初期模型

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最初に「オレンジネット」=日本で言うところの「みかんネット」で作ったそう

mikan.png
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スミマセン。個人の趣味でムダ写真入りました(2回目)


さて最後。

今度は正真正銘、春の新作です。

泣く子も黙る、カラトラーバ事務所、イタリア、コセンツァの橋

コチラのページ

COSENZA3.jpg

バックステイ付きのケーブルステイ橋。

タワー上部にちょっとした出っ張り:ケーブル中継点があります。

バックステイを内側に曲げてるのか、振動防止か。

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メインケーブルはお得意の反転配置。

タワー上部でちょろっとねじっています

カラトラバおハコの反転配置ですが最外端のケーブルが効くようにするにはその角度が下図のように40度程度に立っている必要があり、そうするとタワーは通常のもの(下図右)より高くなってしまいます。

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しかし今回のコセンツァの橋のように頂部でチョロっとひねるようであればタワーを高くする必要がありません(下図右)

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↓路面の中央にデーンとタワーが立っています

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タワーの建て方

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しかしこの橋の周囲、風光明媚と言えば聞こえはいいですが。。

ちょっと。。ズイブン寂れたカントリーサイド。。田舎なトコな気がしますが。。(言っちゃった。失礼)

再開発の起爆剤として計画されたのでしょうか。

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過日、ネットの記事で読んだことがあるのですが、カラトラバ事務所の役員?が以下のようなコメントをしたことがあるそうです。

「カラトラバの橋が欲しいなら、

                    そのためのものを用意しなければならない」

「そのためのもの」とはもちろん、マネー。。。予算のこと。

ちょっと。。なんか上からのコメントですね(>_<)

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ネット記事ですので若干脚色などあるかもしれませんが。。

また「カラトラバ橋」を作ってもそれを見に行くのは我々ブリッジマニアだけな気もしますが。。(^^;)

ブリッジマニアは世界中にどれくらい。。?

風光明媚なこの都市はそれを「用意」して、それがペイすると踏んだのでしょうか。。(注:上記コメントはコセンツァ橋についてではなく、一般論としてのもの)


レインボーカラーのビューチホーなライティング

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タワーが後ろに傾斜しているのは釣り人が獲物を釣り上げてるかのようでダイナミックです。

僕はダイスキです。

他にも「CALATRAVA COSENZA」で検索すると様々な写真を見れます

コセンツァはイタリアの「ブーツ」のつま先当たりにある都市。


今回はなんか単なる紹介で自分的には薄い記事となってしまいました。

しかもタイトルが若干偽りあり、的になってるし(^^;)

また、中身のある記事を書きます。

さらに、最近、更新が滞り気味で恐縮ですが、2-3ヶ月に1度を目処とお考えくださいm(_ _)m

記事1本書くのに数日要することもあり、どうにも億劫になってしまうのです。

励ましのお便りなどあると激しいモチベーションになります。

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