「バレリーナ」のような組み柱

先日、チョーキレイな柱を見つけました

今年(2013)の春、新設された明治大学、中野キャンパスの図書館。

正面エントランス(写真 奥)を彩る列柱。

上方が5本に枝分かれした、組柱となっています。

図書館の3層程度分の高さがあるようです

枝分かれ部は真っ直ぐではなく、上方ほど、どんどん開いていくようなカーブとなっています。

また枝分かれの頂部は丸孔が開けられたトップライト

頂部のクローズアップ。各「枝」はパイプを曲げたもののようです。

最近ハヤリ(主流)の「高周波曲げ(IH)」でしょう


この柱を見て思い浮かんだのは。。チューリップ。  ↓

チューリップのうち、「バレリーナ」という種類。花びらの先端が尖り、外へ向かって開くのが特徴です。


それにしてもこの組柱、プロポーションがチョー見事。メッチャキレイです

建物の顔、ファサードにまさに「華を添えて」います

タテ長、スレンダーな形。

まさに「バレリーナ」が両手を上げて並んで立っているかのようです。

この様な組柱は割りとよくある形態ですが、今回のこの柱のようなものはあまり見たことがありません。

女性的なエレガントな仕上がり。

デザインしたのは女性では? 男性がこんなの思い付くとは思えません。


チョーハイテックな技術や、高価な材料を用いた訳でもなく。。

それでも素晴らしい表現、デザインは可能なのですね

いいデザインはむしろそれらとは無関係。。。アイデアだ、ということのようです。


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