「穴」があったら。。どうする? 埋めちゃう? パット決めちゃう?
今から約10年前。アメリカ、シカゴに、アメリカいちの高さとなる超高層が計画されていました。
そのビルとは。。「シカゴ・スパイア」
シカゴの尖塔という名の超高層。
デザインしたのは今をときめくサンティアゴ・カラトラーバ。
らせん状の形態が特徴。天空へねじ込んで行くネジのようです
ちなみに下記写真で右隅に見えるのがシカゴの超高層の代名詞、シアーズタワー。
なおそのシアーズタワー。現在はオーナー変更でウィリスタワーと名を変えています
そんなシカゴスパイア。設計も終わり、いざ着工。
高さ約600mでドーハのブルジュハリファ(約800m)に次ぐ世界で2番めの高さ。シアーズタワー(約500m)を軽~く見下ろす高さとなる予定でした。
本サイトでもコチラのページで紹介しました
んが。着工してまもなく。金融関係者にとって悪夢のような出来事が。
そう。2007年のリーマンショックです。
事業主のディベロッパーもた~んとお金を借りていたのでしょう。
銀行が頼りだったはず。しかし雲行き暗転。
「ヤバす。もう建てるのちょっとムリじゃね?」
そんな若者言葉で行ったかはさておき、お金の目処が立たなくなった事業主、本プロジェクトの中止を決定してしまいました。
既に着工していた本ビル。
地下室ぶんを掘った所でストップしてしまったのです。
残されたのがコチラの巨大な穴。
ディベロッパーは先行投資の損失補てん、約1000億円のお金の穴埋めにアタマがいっぱいで、実際に現場に掘った穴を埋めることまでは気が回らなかったのです(ウマい。ヤマダくぅ~ん、ザブトンいちま~い)
ゴルフのホールは約10cmですが、コチラはゆうに50~70mはありそう。
これなら誰だってホール・イン・ワン間違いなし!(ムダ情報)
シカゴ・スパイアの掘削孔はリーマンショックの負の遺産として、シカゴのミシガン湖の脇に取り残されたのでした。
そんな、このシカゴ・スパイアの穴。
長いこと放ったらかしにされていたのですが、
かの地、シカゴの建築家たちが
「この穴、こんな風に使ったいいんじゃね?」
と若者言葉で(2回目)アイデア提案しています
archdaily,コチラの記事から。
↑まずはコチラ。地下のシアター=アンフィシアター。
穴であることの利点を活かしています。
アンフィシアターとは野外の開放型の劇場のこと。
↑次の案。穴にかごを突っ込んで。。?鳥かごのようです。
シカゴは渡り鳥にとっての中継地点、一休みの場所だとのこと。
鳥たちに休んでもらって、それを近くからバードウォッチングして。。
鳥と住民がwin-winの関係になって楽しくね?
↑次はコチラ。プール。穴の周辺は「浅瀬」のプールとしておき、中央は足が付かないチョー深いプールになっている、というワケ。
泳げない人は真ん中まで行ってはいけません。
プールの水は隣のミシガン湖からサイフォン効果で引き込まれるとのこと。
コチラも上記にちょっと似ていますが。。
地下の部分をデータセンター、要するに巨大なサーバー置き場とし、そこでうなりを上げるサーバたちが吐き出す猛烈な熱は、地上部をプールにしておいて、それで冷やせばよくね?というアイデア。
さらにはその熱でプールの水が温められるのでプールは温泉のようになると言う仕組み。
ハイテク仕掛けのスーパー銭湯です。極寒の2月でも?そう。
いいかもしれません。サーバの排熱をこんな風に利用するのは聞いたことがありません。かなりいいかも。
今どきのアイデアってカンジ。googleに売りつけたらどうでしょう。
ま。。いずれにせよ「アイデア」であり、これらが実現する可能性は低いようですが。。
ただの穴のままでほたっとくのはもったいない。
どれかが実現するといいですね。
ところでこの穴。。。私が連想したのは「ポットホール」
ポットホールとは、下図で示すように川などでくぼみに石が挟まり、その後、その石が川流で回転することでそのくぼみに穴を掘って行く現象のことです。
この現象、私はゴルゴ13で初めて知りました(ムダ情報 2回目)
何かのはずみでくぼみに入った石が、どんぐりコロコロではありませんが、くぼみにはまってさあタイヘン。
自分のしっぽを追いかけるワンコが如くクルクルと回り続け、永遠にくぼみを削ることに生涯を捧げるのです。
⇑は荒川上流、長瀞。コチラより ⇑は伊豆高原、城ヶ崎 コチラより。
右は石が穴を削ると同時にその石自身も削られるので球になっていく、というものです。
何万年もかかりそうです(*O*) 地球レベルの時間軸。
あと。。僕のスキな「アナ」は加藤アナと小林麻耶です(ムダ情報 3つ目)
(^^)b
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