今日はこんなのを。
今回は(季節外れですが)「運動会アーキテクチャー」と題して、運動会の組体操に似た建築を紹介します。
まずは組体操といえばコレ。ピラミッド
まあ、これはそのままですが、エジプトのそれですね
大気汚染で崩れかけているとか、スフィンクスの見つめる先にはケンタッキーがあるとか、ピラミッド建設は実は公共事業で、仕事に困った市民に公共事業を名目にカネを行き渡らせことが真の目的だったとか。。色々聞きます
かつてbeatたけしが「(今の)エジプトは古代に作ったピラミッドを観光資源(=カネ)にしており、今だ古代の遺跡でメシを食っている」とゆーとりました。まあ一理ありますね。
さて、組体操のピラミッドの方は年々の「高層化」でケガ人が出るとかですが、「崩れる」ときの荷重を計算しているサイトがありました。
F=ma。衝撃力は重さと静止にかかる時間(速度/時間=加速度)にて求まります。
まあ、3段くらいまでが可愛くていいですね♫
お次はコチラ。 扇。
こちらはかつての当サイトのコチラで紹介しましたが
エーロ・サーリネンのTWAターミナル。
屋根は頂部のみでくっついているのですが、外側に倒れようとするのをその頂部の引張力で耐えています。
こちらの方が近いかも。彫刻家、清水 多嘉示(たかし)氏による「みどりのリズム」
ちなみに上記のTWAのページでこのTWAがホテルのエントランスホールにコンバージョン!?というのを紹介したのですが、なんと実現するそうです
その名もズバリ「TWAホテル」。上記はCG。着工したとのこと。(コチラのサイトより)
空港では高度制限がありますからホテルといえど、低層となります。
さてお次。コチラ
コチラはサボテンと言うそうですが。。
コチラはこれ。東京駅前、東京グランルーフ
当サイトの コチラのページで説明したものです
この2つ、「サボテン」とグランルーフは形態が似ている、というわけではなく、抽象的な意味、一人が支えて、もう一人が華麗に舞っている、というところが同じということです。
グランルーフは下図のような断面をしており、ナナメ柱、屋根、控え柱より構成されます。
建物前面で主役を張っているナナメ柱は、その後ろで人知れず頑張っている控え柱のお陰で細い、美しい姿を見せる事ができます。
さて次。コチラ
これはちょっと不明ですが。。ピラミッドを作っている途中でしょうか。
コレはコチラ。ザハハディッド ベルギー、アントワープのポートハウス
アントワープの港湾局のビルで、歴史的建造物の上にダイヤモンドをイメージした「船」が載っているもの。この秋に完成したハディッドの「遺作」です
上の断面図より、建物中央付近の中庭に「足」を降ろし、「前足」は建物外において旧建物には載らないようになっています。
女の子の組体操とはあまり似てないでしょうか。。。
まあ載っている、ってことで(^^;)
最後はコチラ。
2人の美女に寄り添われて両手に華、
ご満悦のイケメン(笑)。
まだ若いのに二人も美女はべらせて。。。クールにドヤ顔です
こちらは。。コレ。カラトラヴァ、ドバイ、クリークハーバーに立つ、
その名も”The Tower” ザ・タワー
先程の2人の美女(笑)の妖艶な背中のカーブのごとく、タワーの両サイドからケーブルが張られています。カラトラバお得意のねじれた形の反転配置。
ケーブル角度がタテに立っており(横に寝ていない)、これで効くのか、とちょっと疑問ですが、風洞実験で検証済み。満を持していざ、着工。
この10月に着工。同じくドバイにあるブルジュ・ハリファを抜いて世界一の高さになるもの。なおその高さは競争を避けるため「非公開」となっています
いかがだったでしょうか。
まあ建築のモチーフとして人体を使うのはさほどおかしな話でもありません。
他にも何か例があったら教えてください♫
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